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研究大会報告

第25回与五沢矯正研究会報告

第25回研究大会は、夕田会長のもと、福岡で開催されました。
エネルギーに満ち溢れる夕田会長の企画により、今回は、研究会としては初の試みとして生物学界より、池田・倉谷両先生をお招きしてシンポジウムを行いました。両先生とも大変ユニークな方々で、前夜祭から不思議な盛り上がりを感じました。

第25回副会長 中川 靖郎

日時
2003年4月21日(月)・22日(火)
会場
ホテルオークラ福岡
日程
第1日目
(21日)
症例提示

今回は従来どおりの形式で、テーマは自由で行ないました。次期会長の本田先生の提案で、次回の研究報告症例を今回の症例の中から、会員の投票により決めようとの試みがなされました。その効果もあって、全員が症例を真剣に見、また、色々なやり取りが聞こえる充実した時間となりました。結果は第26回に反映される事と思います。
シンポジウム:「生物の多様性、複雑性における機能・形態・構造の関わりについて」
進行:中川 靖郎
1. 倉谷 滋(理化学研究所再生発生研究センター形態進化研究チームリーダー)
「脊椎動物顎顔面形態の発生と進化」
司会:齋藤 功
2. 池田 清彦(山梨大学教育人間科学部ソフトサイエンス講座教授)
「生命における同一性と時間」
司会:有松 稔晃
ともに昆虫好きの両先生ですが、倉谷先生はアップルのパソコンに惚れているくらい、合理的な考えを持ち、池田先生は、ワープロ・パソコン・スライドなどを一切使用しないとの考えを持っていらっしゃいます。この両先生のキャラクターの違いが有りながら、生物に対するある共通の思いが、うまく絡み合い、我々会員に深い感動を与えてくれました。楽しいシンポジウムでした。
第2日目
(22日)
研究報告([]内はディスカッサー)

「形態と機能の関わりについて ―下顎運動測定器を用いた考察―」
犬童 寛治
[山田 一尋]
「口腔顎顔面に対する不適切な外力の改善について ―不正咬合、顎変形症、顎関節症の治療を順調に行うためにー」 土持 正
[後藤 尚昭]
症例報告([]内はディスカッサー)

「矯正治療中に骨性癒着歯に遭遇した上突咬合・開咬合症例」
有松 稔晃
[小池 浩夫]
「下顎大臼歯にヘミセクションを併用した成人叢生抜歯症例」 妹尾 葉子
[三瀬 雄次郎]
「交叉咬合・偏位咬合症例より」 浜崎 広二朗
[関 康弘]
「矯正治療中および治療後に見出された下顎小臼過剰歯症例」 久永 豊 
夕田 勉
[森田 修一]
「上突咬合―上突顎、下後退顎、上突歯列」 渡邉 浩行
[田中 慎彦]
「咬合誘導を行った症例」 姫野 良祐
[早川 龍]
フリーディスカッション

与五沢矯正研究会の今後のあり方について
司会進行:中川 靖郎
アンケート報告 池 元太郎 のき田 邦裕

今回の研究報告・症例報告は全て九州の先生方です。研究会に対する思いの深さに感謝致します。今後研究会を存続させるためにも、若手を中心とした各地域の先生方に期待をしています。進んで発表してどんどん伸びていって下さい。
フリーディスカッションのテーマは、いずれは誰かが言い出さなければならない問題です。たまたま、夕田先生と私が結びついて、このような企画を行ったわけです。アンケートの内容、その他会員の方々には不満な点があると思いますが、これを機会に研究会が次のステップへと動き出しそうです。