代表理事挨拶
代表理事 宮下 勝志Yogosawa Foundationは、与五沢矯正研究会を原点として、2017年にAmanKalの施設を取得することと並行して設立されました。与五沢矯正研究会は『より良い矯正臨床の向上を図りたい』との目的で、1979年に発足し45年以上経過しています。1979年から箱根で開始された8日間の与五沢edgewise system講習会が我々の原点です。それがFoundationが設立された軽井沢AmanKalの地で、与五沢メモリアルホールを使用して、今年から原点回帰すべく、亡き与五沢先生の意思を継ぐ講師陣で講習会が開始されました。
与五沢edgewise systemは、スタンダードedgewise法を用いた矯正治療であるだけでなく、矯正治療における理念・知識・技術の向上と共有を行うことで、よりレベルの高い治療を目指すシステムです。このsystemの理念、概念を、これから活躍する矯正歯科医に承継し、伝承していくことが矯正歯科学や矯正歯科臨床の向上に役立つものと確信しています。
Yogosawa Foundationの代表理事は、初代原省司先生、2代目河野力先生から私にバトンが渡されました。組織作りから始まり、与五沢先生の資産の遺贈まで済みました。これからは、「これからの矯正界の発展と存続のため私の資産を遺贈します」の遺言を守り、大切に運用することと役割と覚悟を決め、各セクションの理事たちがそれぞれの役割を果たしやすいよう、『扇の要』的役割と考え、代表理事を務めていく覚悟です。会員の皆様は、『give and take』の精神を実践して頂くよう行動していただきます。
現状のように矯正環境の危機的状況の中、Yogosawa Foundationは、何をすべきでしょうか。外の社会(一般の人々)に向け、与五沢先生が40周年記念誌の中で「我々に残された在り続けるための唯一の方法は、直接的に社会から信頼を得ることにあるだろう。その為には個人をこえて集団として結集し、社会に信頼される矯正のブランドを築き上げる必要があるだろう。」と述べています。 では、矯正のブランドを如何に示すべきでしょうか。私は、矯正治療における『美』について、つまり軟組織の美について最大にアピールすべきだと考えます。Dr.Tweedや与五沢先生のいう口元の美について、「Best harmony and balance」を獲得した症例を社会に示すべきだと考えます。その先に「在りたい矯正治療」・「心地よい状態」を質の高い治療(Quality)の先にあるものとして目指すことだと教えられました。Quality(最高)(ほんもの)を目指しその先の患者にとって「心地よい状態」を作り上げることが、研究会の理念だと考えられないでしょうか。
矯正歯科を取りまく、環境が少しでも好転するように集団としてブランドを、本物の矯正を築き上げましょう。