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Q2.

Q:なぜ、歯並びや咬み合わせを良くした方が良いの?

これまで、生活に支障を感じなかったので治療はしてきませんでしたが、歯並びの悪さはずっと気になっていました。このままでは良くないのでしょうか。

A:口元の美しさを得ることで、お口や身体と精神の健康が得られます。

歯並びや咬み合わせが悪いと、お口や身体の健康を害するだけでなく、外見や人に与える印象にも影響することから、本人にとっての精神的なストレスとなる場合があります。口元を美しくすることにより、肉体的にも精神的にも健康が得られるものと考えます。では、具体的に歯並びや咬み合わせが悪いとどうなるのでしょうか?

まず、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
毎日の歯みがきでも、歯並びが悪いとどうしても磨き残しが多くなります。きちんと磨けていれば問題ないのですが、歯並びが悪いとより丁寧な歯みがきが必要となり、時間がかかるだけでなく、歯の間にフロスやブラシが入りにくいため、磨き残しが出ることがあります。
また、むし歯や歯周病の原因となる細菌は唾液によって活動が抑えられるのですが、咬み合わせが悪いためにいつも口が開いてしまい、お口で呼吸をするようになってしまうと口の中が乾燥しやすくなるため、唾液による細菌の活動の抑制が十分に機能しなくなり、むし歯や歯周病になりやすくなります。

お子さんの場合は、発育に影響することもあります。
歯並びが悪いと、歯の位置のずれが原因で、上あごや下あごの位置もずれてしまうことがあります。そうなると、本来の下あごの位置とずれた位置で咬み込むことになり、それが原因で口を開けにくくなったり、あごが鳴ったりする場合があります。他にも、食事の際に食べ物をうまく噛み切れなかったり、十分に咀嚼できなかったり、発音に影響がでたりといった問題が起こる可能性があります。

口元にコンプレックスを感じることもあるかと思います。
当然ですが、矯正治療を受けようという方の多くは、歯並びや口元についてお悩みをもつ方なのですが、特に口元は外見を判断する際の重要な要素である「顔」にあることから、ご本人にとっては切実な問題となります。
こういったお悩みをコンプレックスとして抱え続けることは、その方の人生において精神的に健全な状態と言えるでしょうか。

歯並びが悪いと身体面でも精神面でも健康を害するリスクが高くなります。歯並びや咬み合わせと口元の美しさについてお考えであれば、まずは歯科矯正についてしっかりと学んだことがあり、治療の経験を積んだ歯科医師にご相談ください。矯正治療は、歯を動かすことで口元の美しさと健全な咬み合わせを作り、身体の健康だけでなくコンプレックスを解放し、患者さんに笑顔になっていただくための医療と考えます。