歴代会長訪問インタビュー
第38回会長 樋口育伸 福島県福島市 「ひぐち矯正歯科」
福島市は東京から新幹線で約1時間半、東北地方の玄関であるが、静かな県庁所在地である。訪問日は紅葉につつまれていた。樹木の多い街並みは、季節ごとにその色彩を奏でてくれることだろう。
パセオ通りを歩くと、ひぐち矯正歯科がある。開業20年、福島の町で地域と連携をとる樋口院長の話を聞いた。
静かな町と同じように福島市民は控えめな人たちが多いそうだ。患者さんからは「先生にお任せします・・・」と暗黙の信頼関係が発生するが、相手を読み取って対応することが大事である。
<Aさんの青春物語>
福島から東京へ出たAさんは友人も増え、会話も弾み楽しそう。Aさんは口元に手を当てることなく、大きく笑っている。Aさんは「矯正してよかった」と気づいたことでしょう。
これはドラマのワンシーンではなく、樋口院長が思い描く仕事の成果である。
ロマンチックな樋口院長はスポーツマンである。日々のランニングだけでなく、市町村を走り回る姿が目に浮かぶ。
他の医療機関から紹介を受けることも多く、期待を裏切ることなく対応することが責任と考えている。信頼を得る時間が矯正歯科において重要な要素になっている。
与五沢矯正研究会の会長に就任することは、4年前から自覚する仕組みになっている。名誉なことであり、プレッシャーもあるが、なによりも「達成感」を強く感じた。 大会の開催に向けて準備し、やりがいを見出すことが達成感に繋がった。それはマラソンに似ている。樋口院長はマラソンランナーである。日々のトレーニングを欠かさない。
与五沢矯正研究会は、同じ考えの人たちの集まりである。与五沢ディレクターの魅力に傾倒する同志である。研究会メンバー全員がそうではないだろうか。と語る樋口院長の眼が光った。