Q10.
Q:仕事柄「矯正装置をつけてはいけない」との会社のルールがあります。
仕事柄「矯正装置をつけてはいけない」との会社のルールがあります。
このため「裏側矯正」や「取り外しが可能な矯正装置」での治療を希望していますが、Yogosawa Foundationではこのことについて、どのようにお考えでしょうか?
A:矯正治療の主役となる患者さんが、歯科矯正医と会社側と相談し、解決してください。
矯正歯科治療は悪い咬み合わせ(不正咬合)、あるいは問題のある咬み合わせを治療する歯科の一専門分野です。
矯正治療は、我が国ではどんなイメージが一般的でしょうか。歯並びを整える、あるいは歯並びを綺麗にするという治療と考えているのでしょう。残念ながら歯科医師の多数もそのように考えている医療かもしれません。
このような社会構造の中での矯正歯科医療が社会性を持ち合わせているでしょうか。人口の約20%〜30%の人のみしか矯正臨床を経験していない日本の社会においては、矯正装置自体がマイナスのイメージとなり、ネガティブな装置と社会が認知しているように感じられます。
従って、接客を重んじる会社のルールとしての優先順位は、負のイメージの矯正装置は「つけてはいけない」となるのだろうと考えます。
Yogosawa Foundationでは、裏側矯正や取り外しが可能な矯正装置での治療は、Q1、Q9の理由により推薦していません。どうしても矯正治療を希望する時は、矯正治療の主役となる患者さんが、歯科矯正医と会社側としっかり相談してみてください。