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研究大会報告

第43回与五沢矯正研究会報告

今年の研究大会が終わりました。

大会の準備はまず開催地の選定から始まりました。2019 年 12 月 14 日になりますが有志の先生 に松山で集まっていただき、開催地、大会日程、大会内容(前夜祭、症例提示、大会、懇親会、オプショナルツアー)副会長、今後のタイムスケジュールなどについてご相談しながらスタートしました。第 43 回の大会開催地を松山に決まってからも会場の選定に、松山ならでは道後温泉の老舗旅館、ホテル、リゾー ト施設など四国に皆様をどのようにお迎えしようかと悩みました。オプショ ナルツアーなども考えながら何度も下見で足を運びましたが楽しい時間でもありました。

ところが、2020 年が明けてからは新型コロナウイルス感染拡大により事態が一変致しました。世界的に未曾有の事態となり、オリンピックも延期、そして第 42 回福岡大会までもが延期となりました。その後は感染拡大の状況を注視しながらの大会運営となりました。第 42 回与五沢矯正研究会が軽井沢アマンカルを利用しオンラインで開催された事は、今回の第 43 回大会を開催するにあたって前向きに考える大きな力となり、最終的に昨年の 11 月のYogosawa Foundation理事会でオンラインでの開催が決定致しました。

今回の第 43 回大会は、日本の矯正歯科環境が年々悪化の一途を辿っているという現状からYogosawa Foundationの役割として社会にどのような形で貢献できるかを考え「安心安全な矯正治療」をテーマと致しました。関康弘先生には山田秀樹先生のディスカッサーで 「資質を重んじるマネジメント」についてご講演頂きました。私自身自院でのセルフなリーダーから少しでも「全体があり、その中に自分がいる」ワンネスなリーダーになれるようまた、YFブランド向上のために日々の矯正に関わる患者さんに心地よく記憶に残るような治療を目指し、安心安全な矯正治療への3つの誓いの示唆を頂きました。朝日藤寿ー先生には竹山雅規先生のディスカッサーで「口唇裂・口蓋裂治療における矯正医の役割」ということでご講演頂きました。出生直後の術前顎矯正治療から成人に至るまで、様々な治療を必要とすることは理解していましたが、患者のみならずその家族の身体的 ・ 精神的負担については全く意識から離れていて今回の講演で大変勉強になりました。各医療機関でのアプローチの仕方のルーティーンなどを教えて頂きたいとご講演依頼の際にお話しさて頂きましたが、わかりやすく解説して頂きました。私のデイスカッサーを務めて頂いた桜田明宏先生含め演者の皆様には募集案内が遅れご迷惑をおかけしたにも関わらず大変お忙しい中ご準備、ご講演いただき感謝申し上げます。

与五沢矯正研究会は、数ある矯正スタディーグループの中でも会員であることに誇りを持つことができる数少ない研究会だと思います。海外では既に歯科医が介入しない矯正治療が行われており、日本でもそのような矯正歯科医療環境が押し迫っています。矯正歯科界を取り巻く環境は厳しいですが、Yogosawa Foundationの役割は日本の矯正歯科界の最後の砦となる与五沢矯正研究会の素晴らしい矯正臨床を継承し、社会に貢献する事だと考えています。

今回の大会は、研究会は始まって以来の完全オンラインの大会となり、総勢約 80 名の方々にご参加頂きました。皆様を松山にお迎えすることができず大変残念で申し訳なく思っています。来年の第 44回大会は廣島邦泰先生がしっかり補ってくれると思いますので、皆様にもご協力いただき 来年の大会を盛り上げていけたらと思っています。最後に、副会長樋口育伸先生、大会運営担当理事星隆夫先生、第 43 回大会を開催するにあたり、デイレクター与五沢文夫先生、YF 代表理事河 野力先生はじめご指導、ご協力いただきました関係の皆様ありがとうございました。

第43回大会長 和島 武毅

日時
2021年4月19日(月)
会場
オンライン
日程
4月19日(月)
開会 樋口 育伸
開会挨拶 河野 力 代表理事
研究報告1 関 康弘(ディスカッサー 山田 秀樹)
「資質を重んじるマネジメント」
研究報告2 朝日藤 寿一(ディスカッサー 竹山 雅規)
「口唇裂・口蓋裂治療における矯正医の役割」
研究報告3 和島 武毅(ディスカッサー 桜田 明宏)
「現状の矯正歯科環境におけるYogosawa Foundationの役割」
閉会 樋口 育伸