Q8.
Q:矯正治療を行う際、リスクや副作用はないの?
A:矯正治療にも当然、一般的なリスクや、副作用が発生することがあります。
一般的には、下記のようなリスクや副作用があります。リスクや副作用についても十分に理解した上で治療を受けてください。
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日間1~2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療は患者さんが主役の治療ですが、協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画をやむをえず変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲してしまう可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や、むし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要が出る可能性があります。
- あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、でこぼこが生じる可能性があります。
加齢や歯周病などにより歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。
その場合、再治療等が必要になることがあります。 - 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。